美容師の細分化
ハサミを持ってから17年程経ち、ほぼ毎日のようにカットさせていただき思う事。
上には上がいる
という、圧倒的な事実。
今の美容師さんは、美容師の中で細分化されている
ショートヘアが得意な美容師
ハイトーンカラーが得意な美容師
ツヤッツヤにするのが得意な美容師
髪の毛を元気にするのが得意な美容師
これだけ美容室が多ければそうなる事は必然。私はこれが得意なんです!って言う自己表現が必要で、他店との差別化を図り、美容師としての価値を確立していく。
飲食店がお手本
それは、飲食店がはるか昔から行っていた事。
イタリアン・ラーメン・蕎麦、、、同じ飲食でも種類はさまざま。
でも、最近はそうでもない。
ジャンルを超えて「お蕎麦屋さんが本気で作ったデザート」みたいな事が人気になったりする。そこに付加価値や意外性が生まれる。
でもそれは、「イタリアンで突き詰めた領域までやり尽くした人がラーメンを作るから美味しい」のであって、誰しもが真逆を行けば良い、と言うことでは無いと思う。
自分を見返してみる
なので、私は最近 自分の技術を疑っています
カットを突き詰めた先に見えるものに、まだまだ辿り着けていないと思う。
とは言え、ここ2.3年で私の技術は格段にレベルアップしている(自分で言ってれば世話ない)
でも、自分で感じるのも大切だし、研究するという熱量も大切。
ヴィダルサスーン、マニアティス、ブラントカットとドライカット。
勉強させていただいた、以前の職場に感謝し、自分のものにさらに消化させていき、後世に残す。
ゴールのないカット技術
AIが人間を追い越す事があるかもしれない
でも、美容師として常に技術の向上を目指すのは、そこに心が入り、AIには変えることのできないものになる
そして、違う分野にも挑戦したい。
皆様の日々に役に立つ事を。
風の時代に乗っかってスピードあげて頑張ります